2004年11月05日

●深夜のホテル散歩


11月1日(月)深夜
どうしても眠れずホテルの部屋を出る。
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このホテルは日本庭園を中心に3つの宿泊棟があり
館内だけでも充分に散歩ができる。
月曜日深夜の都心のホテルは人気が無い。
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宴会場のロビーを彷徨い歩く。
明かりは煌々と点いているが人の気配は全く無い。
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●旅の終わり・旅の始まり

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ようやく奄美大島・嘉鉄に帰ってきました。
島の太陽は暖かく、海は穏やかで湖のようです。

でも、帰ってきてホッとしたというより
これから南の島での旅が始まる、そんな気持ちです。

思えば、小学生の頃から
「ボクはどこか遠いところに住むのかな?」なんて
ぼんやり思っていた。

それから、色々なところへ旅を重ねて
7年前に船に乗って奄美大島にやって来た。
もしかしたら
それから、ずっと旅を続けているのかも知れない。

仕事は旅行者を案内して海を旅する事。
つまりは旅をする毎日。

人類は二足歩行によって移動距離が伸びたことによって
飛躍的に進化した。
アフリカを出てユーラシア大陸を歩き世界中に広がった。
多分、舟を漕いで島にもたどり着いた。

ポール・ゴーギャン(ゴーガン)
「我々はどこから来たか?我々とは何か?我々はどこへ行くのか?」
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ルイ・フェルディナン・セリーヌ
「夜の果てへの旅」

2004年11月03日

●奄美からのアート指令!

11月2日(火)の暖かい午後
東京の港区高輪あたりをお散歩していたらケータイが鳴る。
電話は奄美大島のあまみ屋のヒロゾー氏から。
「今、どこにいるの?
従兄弟が銀座で個展をやっているので、よかったらちょっと寄ってみて」
と言う事で、急きょ銀座へ向かう。

でも、今回の旅は何でアートにばかり縁があるんだろう?

銀座のギャラリーなつかで行われている安田泰彦展
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古い枕木から削り出して行く木彫の作品が並ぶ。

横たわる大きな翼のような作品。
何かを飛ぶ事を夢見ているようにも感じる。
何処か広い野原に置いてあげたい、そんな気になる。

ちょっと抱きつきたくなるようなフォルムの縦長の作品は
じっと見つめていると、何処か北方の民族の竪琴のようにも思えてくる。

作家の安田泰彦さんと少しお話する。
作品の中にどこかエスニックなものが漂ってくるなら
嬉しいとのお話。

ギャラリーの場所は銀座通り5丁目、銀座コア並びの
ギンザプラザ58ビルの8Fです。
11月6日(土)までやってます。

銀座をお散歩のついでにどうぞ。
木彫の夢が見られるかも。

●いきなり祭りの夜へ突入

11月2日(火)20:00pm
鹿児島空港からバスで市内へ向かう。
途中、車窓から花火が上がっているのが見える。
「あれ、何かやっているのかな?」
市街中心部は交通規制が行われているらしく
何の説明も無く、全く知らない場所で下ろされる。

こんな場合、東京なら事前に詳しいアナウンスがあるのだが・・・・
鹿児島のバスは何の説明も無し。

さすが、南国 鹿児島!
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どうやら、鹿児島最大のお祭り
「おはら祭り」の前夜祭の中に突入してしまったようだ。

花電車も走ってます。
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その後、
この夜は、また新たな出会いがあるのだが・・・・・・・、
その話は、次回に。
乞うご期待!

●旅行中にblog更新は無理!

海辺のさんぽCafeをご覧の皆さん
お久しぶりです!

軽井沢からワープ(瞬間移動)して鹿児島にやって来ました。

思うんですけど、旅行中にblogの更新は無理がありますよね。
毎日、色々と面白い事が起こるわけで
それをblogに書こうと思っている間に
また、新しい事が起こる。
なんとかblogを現実に動きに近づけようと一日中ホテルに籠ってblogの更新作業をしていたら・・・
それじゃ旅行している意味ねぇーだろ!

「blogは現実に決して追いつかない」のです。

まあ、あたりまえですね・・。
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と言うわけで、今後は思いつくままに記事を更新したいと思っています。

blog上でのこの旅行はいつ終わるんだろう????

2004年10月28日

●マティス展の興奮

上野の国立西洋美術館で行われたマティス展を見に行く。
友人から「きっと、凄く混んでいるよ」なんて脅されたが、
行ってみるとそうでもない。

一つの絵画の前に自分一人なんて瞬間もあり、至福の時。

今回はなんと東京では26年ぶりの本格的なマティス展とあって、展示作品の充実ぶりも圧巻。

まず、順路に沿って一通り作品を見てから、
お気に入りの作品の前まで戻り、
じとーっと絵画の前に立ち尽くし動かない。

こんな事していると3時間ぐらいはあっという間に過ぎる。

やはり生の絵画を目の前で見る事は良い。
じっと画面を見つめていると、色のあたたかさや画家の情念、息遣いがじかに伝わってくる。

ボクの大好きな作品「ルーマニアのブラウス」の前にたたずむ。
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驚いた!
マティスはこの絵を5ヶ月の制作期間で14回も描直し、当初とは全く違った絵にしていたんですね。

じっと絵画を見つめていると、
自分の観賞能力の限界を感じる。
絵を自ら描いたことのある人なら
もっと多くことを感じ取ることができるんだろうなぁ・・。

美術館を出たとたん
もう一度あの絵に会いたいと強く思った。

●トマトのお酒

寄席の帰りに、ふらっと居酒屋に入り
冷や酒をきゅーっと一杯なんて、イイねぇ!

そこで見つけたのがトマトのお酒『ラ・トマト』
トマト果汁から作った透明なスピリッツ。
でもグラスを近づけるだけで爽やかなトマトの香りが・・・

これお勧めです!

ネットでも購入できるようなので
家に帰ったら、早速注文しようっと。