2004年05月30日

●ヤギの名前を考えなくちゃ!

さて、ヤギの名前を考えなくちゃ。
雌なので、最初はキャサリン?だとか、サマンサはどうだぁ?
なんて言って遊んでいたのだが、
重田家のヤギ担当大臣・洵菜(じゅんな)ちゃん9才の発案で
「りんご」に決定!
なんで「りんご」なのかは分からんが、語感が可愛いし
何だかしっくりとしたので決定!
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海辺のさんぽ社の愛ヤギ「りんご」です。
これからもよろしく!

●ヤギを飼ってみよう!


ついにヤギを飼う事を決意!
お隣の集落から子ヤギをもらってきました。

とにかく怖がって泣き叫び、暴れて逃げようとする子ヤギを
無理やり足を押さえつけて拉致。
ハイエースに乗せて嘉鉄集落まで連れてきた。
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ヤギと言うのは犬の様にすぐ人間にはなついてくれないらしい。
取りあえず、集落外れの空き地に繋いでおいたのだが、
とにかく人を怖がって逃げ回り、常に追いかけっこ状態。

以前、西部劇だったかモンゴルの遊牧民の話だったか、
「野生の馬を捕まえて人が乗れるようにするには、最初は人を嫌って暴れ回るので調教するのも必死だ」
なんて話を聞いた事があったけど、正にそんな感じである。
無理に家に連れていって、一晩中泣き叫ばれても困るので、二晩ほど空き地に繋いでおいた。

5月29日(土)
いよいよヤギを家に連れてくる事にする。
集落の人から、「ヤギを飼うのは大変だよ。毎日えさの草を刈るのも大変だし、まるでヤギに人間が飼われているようなもんだ」と脅かされる。
確かに一人で飼うのは大変だ。
たまには家を空ける事もある。キャンプツアーもあるし、旅行にも行きたい。
なんとか飼育仲間を見つけなければ・・・・・。
という訳で、子供の4人いる動物好きの重田さん一家を引き入れる事を画策。

ヤギを連れてくるには小屋を作ってやらなければならない。
そこで、小屋の製作から参加してもらう。
さあ、皆でペンキ塗りだぁ!
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この日は、突然大雨が降ってくるなど、あいにくのお天気。
作業はいったん中止して、ともかくもヤギを連れてくることに。

ヤギは最初は脅えていたが、不思議と子供にはあまり怖がらず。
2時間程したら、かなり人に慣れてきた。
たまたま遊びに来たマリちゃんにもなついて、ご覧の通り。
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ヤギ宿泊第一夜のその夜も、泣き続ける事も無く静か。
ホッとしました。

2004年05月28日

●「トリビアの泉」からの電話

今日の午後、突然フジテレビ「トリビアの泉〜素晴らしきムダ知識〜」の番組スタッフから電話がかかって来た。

奄美大島の住用村にあるマングローブ林にはオキナワハクセンシオマネキというカニが棲んでいて。
片方だけ肥大したハサミを振り回して、縄張りを主張したり、雌を誘い込んだりしているのだが、
電話の用件は「シオマネキが雌を誘い込む瞬間をバッチリ撮った映像をお持ちじゃないですか?」というもので
「残念ながら持っていません」とお答えして話は終わってしまったのだが。

それにしても、離島の、こんな小さなカヤックガイドにも電話をかけてくるとは、
恐るべし「トリビアの泉」の調査能力!

誰も映像を持っていなかったら、やはり直接取材に来るのだろうか?
まあ、海外取材もどんどんやっているんだし、この機会にぜひ、奄美のマングローブ林をじっくり撮影して欲しい。

でも「シオマネキがハサミを振るのは、雌を誘い込むためである。」じゃ、トリビアにならんよなぁ。
何か別の切り口があるのかなぁ・・。

2004年05月26日

●海亀・その愛のシーン!

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5月24日(月)
梅雨に入ったと言うのにこんなに穏やかな晴れた日。
こんな日にカヤックに乗らない手は無い。
ちょうどご近所の重田さんが巨大犬フィール(グレート・ピレニーズ種)を連れての朝のお散歩に出会い、
フィールと一緒に海に入ってお見送りしてもらう。
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今日は海も穏やかなので久しぶりに大島海峡を出て、加計呂麻島の外洋側へ。
このあたりは荒れ出すと大波が崖に打ち寄せる荒場。内海と打って変わって厳しい風景が続く。
そそり立つ崖を眺めていると、身体一つで大海原に漕ぎ出しているんだという緊張感が走る。
突然、目の前の海面に海亀が浮上。思わずカヤックのスピードを緩めると、カヤックにぶつかる寸前に、海亀はスッーと海中に潜っていった。
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加計呂麻島東岸を漕ぎ抜け、南東の端、崎根鼻を回り込んだ浜に上陸してちょっと休憩。
遠くに見えているのが与路島です。
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えっ・・、それでタイトルの海亀の話はどうしたんだって?
ハイ、ハイ、お待たせしました。

それは帰路でのこと、加計呂麻島の徳浜の沖を大島海峡へ向かって漕いでいると、
前方の海面に大きな海亀がポッカリ浮かんでいる。

ゆっくりと近づいて行くと、逃げようともしない。
良く見ると2頭が合体しているようだ。
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上に乗っている海亀(オス?)は時々、恍惚の表情?で口を開けている。
「その最中」で動けないのか??、3m位まで近寄っても逃げようとしない。
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しばらくは海亀の周りを回って観察していたのだが、
なんだかのぞき見をしているようで・・・恥ずかしくなってきたので退散しました。

●ヤギ「ひろみ」が我が家にやって来た!

5月23日(日)気だるい午後の昼下がり
突然、隣の集落に住むKさんご夫妻が遊びにやって来た。
お茶を飲みながらの話は自然とヤギの「ひろみ」のことに。
そう、Kさんご夫妻は「あげーのしま 奄美」で話題沸騰?のヤギの「ひろみ」の飼い主なのである。

特にご主人K氏の「ひろみ」に対する愛情は、正に「溺愛」
「ひろみ」の話になると目を細め、遠くを見つめるような目つきになり。
「webで色々なヤギの画像を見たけど、うちの「ひろみ」が一番かわいいんだよなぁー」と言い出す始末。
「それって、全国のお父さんが運動会の後に言うセリフですよね?」と僕が水を向けると、
「いや、子供が生まれても絶対に僕はそんなことは言わない」と断言
奥様は「ちょっと、それもまた、なんだか・・・・??」と困惑気味。

僕がヤギを飼いたいと思っていると話すと
「それじゃ、体験して見たらどうですか?、今から「ひろみ」を連れてきましょう」ということになり。
ついにヤギの「ひろみ」が我が家にやって来た!
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クルマの後部ハッチからぴょんと飛び降りる「ひろみ」を見た途端
僕もそのかわいさにノックアウト!
庭の伸び放題の雑草も良く食べてくれるし、
もう、僕のヤギを飼いたい気持ちは爆発!

思えば集落周辺にはヤギの好きそうな草や葉は沢山あるし
えさ代の心配も無し!
その後、浜辺を散歩させたんだけど
奄美の風景によく合って、本当に絵になる。
いいなぁーヤギのいる生活。
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帰り道で、なんとご近所の重田さんが散歩をさせていた巨大犬フィール(グレート・ピレニーズ種)とご対面。
なんだか哺乳類大パレードになってしまった。
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2004年05月25日

●パドリングの快楽

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5月22日(土)
台風が過ぎて久しぶりに穏やかに晴れた日
早速、家の前の浜からカヤックを漕ぎ出す。

こんなきれいな水の上を漕ぎ出すと「うわぁー気持ちいいー」
広い海の上を身体を動かして漕いで行く解放感。
「快楽」という言葉が頭に浮かぶ。
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水平線を眺めながら同じリズムでパドリングしていると
ふと、何故かあるメロディーが浮かんでくる事がある。
それは古い童謡だったり、民謡だったり、CMソングだったりするけど
今日は何故か、SMAPの「らいおんハート」が口をついて出る。
「きみは〜いつも僕の〜薬箱さぁ〜」
詳しく言うと、頭の中で鳴っているのはSMAPの歌声ではなくて
Asa festoonさんのSharingというアルバムのものなんです。

そして、目指すは、おなじみの皆津崎手前の浜。

入り江に入るとダイブショップRIKIの船が停泊していました。
この船はカラーリングといいスタイルといいホントカッコいいです。
ちょうどRIKIさんが海から上がってきたので、しばし海の上でおしゃべり。
RIKIさんはこの頃ウミウシの撮影に凝っているらしい。
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RIKIさんが去った後、浜に上陸してビーチコーミング。
台風の後なので何か面白いものが打ち上げられていないかなと期待したが・・・
目ぼしいものは無いですねぇ。
今日の拾い物は、おもちゃの人形、赤いイソバナ、そして何故かイタリア製のコンパスでした。
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2004年05月21日

●海面60cmからの眺め

台風一過の穏やかな曇りの日
軽く運動がてら、シーカヤックで海上散歩に出た。
メッシュのTシャツ一枚で暑くも寒くも無く。パドリングすると汗ばむぐらいの、ちょうど良い気温だ。
シーカヤックの面白さの一つは視線の低さだろう。
まるで海面に座っているような感覚。海面から約60cmからの眺めだ。
この写真は海上から見た清水(せいすい)集落。
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これは大島海峡を横断中に撮った写真。
大島海峡の真ん中から太平洋を望む。右側が加計呂麻島の待網崎の灯台。左側は奄美大島の皆津崎だ。
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加計呂麻島の浜。崖の赤土の色が鮮やかさが印象的。
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ようやく嘉鉄集落まで戻ってきました。
海上から眺める嘉鉄集落もなかなかイイ感じ。
ちょうど雲の切れ間から日が射して、嘉鉄の浜が白く光った。
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