« 今日の奄美・嘉鉄(かてつ)の海NO17 | メイン | 奄美のグァバ・ばんしろう »

2004年05月07日

●東シナ海、宮古崎・カヤックツーリング

P5010002.JPG
これはGW中の5月1日(土)のお話。
前日の大島海峡ツアーでは強い南東風の風波を受けて、ずいぶんしぶきを浴びたので、この日のツーリングは南東風の裏に当たる島の東シナ海側の宮古崎付近を漕ぐ事にする。このところ大島海峡はちょっと飽きていたので、久しぶりの東シナ海側のツーリングが楽しみ!
名瀬市の根瀬部(ねせぶ)集落の浜から出艇。予想通り、南東風の当たらない海はのっぺりとした凪。
前日とは打って変わって、シーカヤックは滑るように走る。
奄美大島の東シナ海沿岸は冬期の強い季節風の大波の洗われるために険しい断崖が続く。
漕ぎ出して手元を見ると、海面が平らなので透き通った海の底まですこーんと見える。サンゴ礁の割れ目から覗くと深く蒼い海の色に吸い込まれそうだ。
GW中の土曜日だというのに、付近には、遠くに漁船が一、二艘見えるだけの静か過ぎる海。
風の強い日は大荒れとなる宮古崎沖も、今日はとても穏やか。
宮古崎は強風の為なのか立ち木が生えず、笹に覆われた見晴らしの良い丘なのだが、今日は人影も見えない。
P5010004.JPG
南東風が吹き込むかと思われた恩勝湾もとても穏やかで、スムーズに横断。
この時、海上保安庁のヘリコプターが超低空飛行で接近。こちらのカヤックを撮影している風で、ゆっくりと旋回して去って行く。こちらも手を上げて応答。
最初はこちらの安全を案じてくれているのかと思ったが、どうやら不審船を警戒している様子。
疑われているような、なんだか嫌な気になる。
のんびりと漕いで、この日の目的地、親川崎にある陸路の無い無人の浜に近づく。
このあたりの崖は全く人手の入らない太古からの風景のようだ。
P5010005.JPG

P5010007.JPG
しかし、浜に近づくと、崖を切り開いて車道が造られており、下ではユンボが稼働しているではないか!!
「あちゃ〜っ、また意味のない開発造成でもしているのだろうか???」
比較的静かな二つ目の浜に上陸。奥にはヤシの木が植えられ、見晴らし台の様なものが建てられている。
昼食後、草刈りをしていたおじさんが浜に現れたので話を聞く。
どうやら映画美術の会社が「ヘブンズ・プロジェクト」という企画でCM・映画撮影用地として開発しているらしい。
まあ、美術の会社だから付近の景観を壊すような建物は建てないと思うけど、本来の奄美の植生には無かったヤシの木を植えたりするのは、ちょっと・・なぁ・・。
午後になり、低く垂れ込める雲の下を快調に1時間半ほど漕いで出発地・根瀬部集落の浜に戻る。
カヤックをクルマに積みはじめる頃には小雨が降り出した。

トラックバックURL

このエントリーのトラックバックURL:
http://amami-kayak.com/cgi/mt/mt-tb.cgi/14

コメント

Is Using Viagra or Levitra for Erectile Dysfunction Safe Dr.

コメントする