●窓の外では、とんでもない事が行われている。
南の島の冬は天気が激変する。
強い北西の風が吹き荒び、
風が強く暗く寒い日には
外に出たくなんてない。
昼間からカーテンを引いて
毛布に包まり
じーっと本を読んだり、空想をしているのが好きだったりする。
でも、いくらカーテンを引いて外界を遮断しようと思っても
トタン屋根を叩く雨の音や、風の音、雲の動きに明滅する太陽光線が外の気配を伝えてくる。
都会のビルの中にいたら
「雨が降ったのも気づかなかった」何てこともあるけど、
周りに自然しかないこのあたりでは
天候によって世界の感じががらりと変わるんだ。
雨が降れば世界中が暗くなるような雰囲気だし
晴れて明るければ平和な楽園のようだ
気象のドラマが大画面で上映されているような気がする。
降りそそぐ雹(ひょう)にトタン屋根が激しい音をたてたかと思うと
灰色の雲がぱっと割れて強烈な日差しが照りつける。
目の前でくり広がられる大気象ショー!
これは庭降った雹の写真。
まるで砂糖菓子のようだ
ちょっと舐めてみれば良かったなと
今では後悔している・・。
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先週の木曜には奄美大島の湯湾岳で雪が降ったという。
確か今年の3月にも104年ぶりに雪が降ったって大騒ぎしていたような気がするけど
毎年雪が降るようになったら
「もう亜熱帯は取り消しね!」なんて事になるんだろうか???