2004年09月07日

●暴風の中での読書

昨日は一日中暴風雨で部屋に閉じこめられていた。
昼前より、ずーっと停電は続いている。
部屋の中はべったりと蒸し暑いが、強風のため戸を開ける事もできない。

停電が続くと、日頃どんなに電力に頼り切った生活をしていたかが
よ〜く分かる。

テレビはもちろん、ビデオ、DVDも観れない。ノートパソコンもバッテリーは2時間半程。
電話も通じない(ISDN回線なので)。扇風機も回らない。
電子レンジも使えない。冷蔵庫も開けられない(庫内の温度が上がるので)。

つまりは、な〜んにもできないのである。
karada
こんな時には寝転がって読書するに限る。
手に取ったのは、吉本ばなな著「体は全部知っている」

「体は全部知っている」なんて、
あんた!
それを言っちゃーお終いよ・・・
なんて言いたくもなるタイトル。

合田ノブヨの挿画がいかす。

「生きていることに意味をもたせようとするなんて、
そんな貧しくてみにくいことは、もう一生よそう、と思った。」
吉本ばなな著「おやじの味」

ばなな流のポンと投げ出したような言葉。
胸に染みた。