2009年12月31日

●大晦日の強風カヤックツアー

あっというまに、もう大晦日ですね。
「亜熱帯の奄美大島は年末年始も暖かいのでぜひ遊びに来て下さい」と言いたいところだが、例年、年末年始は天気が悪いし風も強いので結構寒い。
でも、もちろんご予約があればシーカヤックツアーに出撃します!

大晦日の今日は北西の風が強く、大島海峡内は白波が立っている。
カヤックには向かない日だ。

大島海峡内を漕ぎ出したのだが、猛烈な横風を食らって風裏の浜に避難。
風の当たらない浜を捜して昼食。

午後は横風を受けながら油井小島に向かい。
油井小島の手前で90度左に舵を切って、
枝サンゴ島との間を追い風&サーフに乗って通り抜け、
直後にまた左に舵を切って枝サンゴ島の風裏に逃げ込む。
ここで、箱めがねで海中のサンゴを観賞。

Tさん、難しいカヤックの操船をお見事でした。

今日は海が荒れていたので写真はあまり撮れませんでした。
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では、皆さん、よいお年をお迎えください。

●オネン崎灯台に登る。

夕日を背負い、
大島海峡を渡って白浜へ向かう帰り道。

いつも波の打ち寄せている
オネン崎灯台下の浜が今日はやけに静かだ。
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ちょっと灯台まで登ってみようか?

この機会を逃したらしばらく登れないような気がして
ゴロタ石の浜に上陸。
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この急の階段を上っていきます。
ちょっと怖いので両手をついて四つん這いで行こう。
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ようやく灯台に到着。
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昭和36年3月10日に初点かぁ・・・・
もう50年ちかい昔だな。
ずっとここで風雨に耐えてきたのか。
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伸びやかな大島海峡の風景が広がる。
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ああっ、加計呂麻島に夕日が落ちてゆく。
早く帰らないと暗くなってしまう。
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今にも転げ落ちそうな急斜面の階段を下りる。
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おっと!このあたりは恐ろしいのでお尻を着きながら
一段一段、慎重に降りる。
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カヤックを漕いで白浜にたどり着いたときには
もう、辺りは真っ暗でした。

(おっと、もう大晦日なのね!)

2009年12月28日

●サクサクの砂浜へ

加計呂麻島一周の二人と別れた僕は
加計呂麻島・実久の入り江にある一番外側の浜に上陸。
サンゴの砂が美しい僕のお気に入りの浜だ。
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ご覧のように、サクサクのサンゴの破片でできた砂浜。
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自分の足跡しかない、まっさらな砂浜って素敵だな。
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これはどこからか持ってきた画像データじゃなくて
ゴミ一つ、落ち葉一つ落ちていない砂浜です。
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ヤドカリの足跡すら無い。まるでミニマムアートみたい。
じっと見つめていると、目がチカチカしてきます。

人手を全く感じない。原始そのままのような
清冽な風景です。
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美しい浜辺を堪能した後、また一人カヤックを漕いで
キャンプ地まで戻る。
帰路、風は大いに強まり、追い風、追い波。
斜め後ろを注意しつつ、神経を使いながら漕ぎ進める。

いつものことだが
芝の立神の岩列を過ぎると、荒れていた海がすーっと穏やかになるから不思議だ。

そうそう、今回のtaigaのテントを紹介していませんでしたね。
ツアーの時は実用重視。簡単に張れて寝るだけのテントを使っていますが、
プライベートのツーリングでは色々なテントで遊べるからうれしい。R0012053.JPG

今回は快速旅団さんオリジナルの「伝伍」(廃番になってしまいました)
1ポール、グランドシート無しの三角テントです。
290cm角のピラミッド型で雨天でも4〜5人で宴会ができる広さ。
頂点は180cmあるのでのびのび。
冬場の冷たい風が遮られるので、ゆったり過ごせます。
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換気口が空いているので、中で煮炊き、暖房ができます。
快速旅団は北海道・夕張市のお店なので、薪ストーブの煙突が出せる構造になってます。スゲェー。
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お昼はロールパンにバター、レタス、ハムを挟んでアルミホイルでくるんで
アルコールストーブで炙る。
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温かいカップスープとホットロールサンドをいただきます。
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食後に寝転んで本を読んでいたら、いつの間にか寝てしまった。
こんなにも「全く予定のないキャンプ」も久しぶりだな。

結局、夕方までだらだらと過ごし、
夕日を背負い、オネン崎の灯台を目指して大島海峡を渡る。
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風もぱったり止んで、いつもは波の打ち寄せるオネン崎が妙に静かだ。

ちょっと、灯台まで・・・登ってみようか?
(まだこの旅は続きます。)

2009年12月27日

●突然キャンプの翌朝。

突然キャンプの翌日の朝。
雨という予報が外れて爽やかな良い天気である。
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朝食にTさんが作ってくれたジャガイモの具だくさんスープをいただく。
身体も心も温まります。
かたじけない。
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A君のテントはMSRのハバハバです。
さすがは米国バックパッカー誌のエディターズ・チョイス賞を受賞したテント。
軽くて作りも丁寧で使いやすそう。インナーはオールメッシュなので通気性は抜群。
日本で買うと高価ですが、カナダ旅行の時に安く買ってきたらしい。羨ましいです。
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大島海峡の出口、奄美大島の曽津高崎付近に虹が出ている。
向こうは雨が降っているのかな?
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さあ、出艇だ。
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A君とTさんはここから西回りで加計呂麻島一周を目指す。
僕も途中まで見送りがてら同行することに。

加計呂麻島の西の端にある無人島・江仁屋離が見える。
向かい風がきつくなってきた。
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加計呂麻島の一番西にある実久集落の沖合に到着。
ここから南西の外洋側は
強い西風でちょっと荒れてきそうだけど
まあ、大丈夫だと思う。
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この辺りで二人とはお別れ。
「無理しないように!」と声をかけ
僕は加計呂麻島・実久へと向かった。

(まだ続きます)

2009年12月26日

●突然の電話で、カヤック&キャンプへGO!


3日前のこと
久しぶりに温かくて良い天気の日であった。
午後は外の大掃除でもするかなぁ〜などと思いながら
昼飯を食べていると、電話が鳴った。

「taigaさん、今、嘉鉄の沖をカヤックで漕いでいるんですがぁ・・
これからカヤックでキャンプに行きませんか?」というA君の声。

「えっ、突然、今から!」と思ったものの・・・
「わかった、行く!行く!」と答えてしまいました。

いやー、どうしてもこういうお誘いは断れないんです。お調子者ですから。
というわけで、ちょっと片付けなどして
慌てて装備をそろえて、カヤックを車の上に積み、
う〜む、キャンプと言えば焚き火で料理だよなあー、
今夜は何をどうして食べようか?などと悩みながら古仁屋のスーパーで買い物。
それから30分ほど走って白浜でカヤックを下ろし、出艇の準備が済んだら
もう、午後4時過ぎでした。
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A君とは携帯電話で連絡しながらどこかで落ち合おう、と思っていたのだが
電波状態が悪くて繋がらない。
そうこうするうちに、taigaの携帯電話の充電が切れかかっていることが判明。
しまった。慌てて出てきたから充電を忘れてた。

「あちゃー!こりゃ困ったね」と思いつつもカヤックを大島海峡に漕ぎ出す。
A君はどこかこの近くに居るはずなのだが・・・大海原で小さいカヤックを見つけるのは難しい。

まあ、日暮れまで漕ぎ回って、出会えなければ、どこかで一人キャンプでもするか、
などと思案しつつ、風に向かってカヤックを漕いでいると
左の方から人の声のようなものが聞こえる。
振り返ると、A君とTさんのシングル2艇がこちらに向かってくるじゃないか!

「おーっ、いたいた」
「電話が繋がらないから白浜に向かっていましたよ!」
「オレは圏外だからもっと西にいると思ってたよ」
こんな出来事も、過ぎてしまえば笑い話になる。

さあ、どこまで行こうか?
シングルカヤック3艇の舳先を並べて、のんびりおしゃべりしながら
夕日の大島海峡を加計呂麻島へ向かう。

たどり着いたのは加計呂麻島、芝集落ちかくの広い砂浜。
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早速、テントを立てて焚き火をはじめる
今日買ってきたのは塩サンマ!
これを焚き火でジュワーと焼いて
レモンをぎゅっとしぼる。
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A君とTさんが作ってくれたトマトソースのパスタをいただく。
身体暖まる〜。

そして、今回の新兵器は百均ショップで買ってきたチーズフォンデュ用の串。
これに冷蔵パックの焼き鳥を刺して焚き火で炙る。
ちょっと焦げたぐらいで、熱っちっち、と口に運ぶ。
細かい鶏肉を一口ずつ刺して炙るのが面倒だけど面白い。
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カマンベールチーズを炙れば上品なお味。
「ぬれおかき」も炙っちゃおう!
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A君とTさんの今回のツーリングは
1泊2日で加計呂麻島を一周する計画だという。
当初は食事も簡便にして、早起きしてガシガシ漕ぐという
ストイックな旅の予定だったようなのだが
taigaの登場でいきなり宴会キャンプに変質してしまった。

ビールのロング缶6本、ワイン1本を空けて
「黒糖焼酎を少しだけ持ってきたよ!」
「オレもまだバーボン持ってるぜ!」

というわけで、夜も更けてゆくのでした。

(つづく)

2009年12月23日

●焚き火でスコーンを焼く

ご存じのように
今年の冬はノルディックウォーキングで林道をとことこ歩いてます。

せっかく気持ちの良いところまで歩いてきたんだから
昼食は温かくて美味しいものを食べたい。
でも、重い道具は持って歩きたくない。

そこで、でました!
アルミホイルを重ねて重箱形にした。超軽量オーブン。
これを焚き火で上下から熱して、スコーンを焼くのだよ。
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ご覧の通りの直火ですが、
火の始末をしっかりして、焚き火後が分からないように直して来ましたので
今回は見逃してください!

で・・・美味しそうに焼き上がったのですが・・・
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今回は失敗!
なんと中が生焼けでした。
無理矢理食べたけど、旨くないねー。
ガックシ・・・

帰り道の足取りが重くなりましたよ。

慎重に弱火で長時間かけたつもりだったんですが、
温度が低すぎたのかなぁ・・・・?

焚き火とアルミホイル・オーブンでスコーンを焼くのは
ちょっと難しいだよ。

2009年12月22日

●加計呂麻島で大人の遠足。

加計呂麻島に住む友人達と大人の遠足に行ってきました。

何てこと無い林道を歩いて浜に行くだけなのに
皆、妙にはしゃいでるから可笑しい。
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道端の花を眺めたり、
クチナシの実を割ってみたり、
おしゃべりしながら歩く。
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浜辺でそれぞれが持ってきたお弁当を食べた後
午後は、アルミ皿を上下に合わせた簡易オーブンを
焚き火の中に放り込んで。
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「リンゴのクランブル」が焼き上がり!
ちょっと焦げたけど・・まあ成功かな?
甘酸っぱくて、生地がサクサクしていて旨いの〜。