●サクサクの砂浜へ
加計呂麻島一周の二人と別れた僕は
加計呂麻島・実久の入り江にある一番外側の浜に上陸。
サンゴの砂が美しい僕のお気に入りの浜だ。
ご覧のように、サクサクのサンゴの破片でできた砂浜。
自分の足跡しかない、まっさらな砂浜って素敵だな。
これはどこからか持ってきた画像データじゃなくて
ゴミ一つ、落ち葉一つ落ちていない砂浜です。
ヤドカリの足跡すら無い。まるでミニマムアートみたい。
じっと見つめていると、目がチカチカしてきます。
人手を全く感じない。原始そのままのような
清冽な風景です。
美しい浜辺を堪能した後、また一人カヤックを漕いで
キャンプ地まで戻る。
帰路、風は大いに強まり、追い風、追い波。
斜め後ろを注意しつつ、神経を使いながら漕ぎ進める。
いつものことだが
芝の立神の岩列を過ぎると、荒れていた海がすーっと穏やかになるから不思議だ。
そうそう、今回のtaigaのテントを紹介していませんでしたね。
ツアーの時は実用重視。簡単に張れて寝るだけのテントを使っていますが、
プライベートのツーリングでは色々なテントで遊べるからうれしい。
今回は快速旅団さんオリジナルの「伝伍」(廃番になってしまいました)
1ポール、グランドシート無しの三角テントです。
290cm角のピラミッド型で雨天でも4〜5人で宴会ができる広さ。
頂点は180cmあるのでのびのび。
冬場の冷たい風が遮られるので、ゆったり過ごせます。
換気口が空いているので、中で煮炊き、暖房ができます。
快速旅団は北海道・夕張市のお店なので、薪ストーブの煙突が出せる構造になってます。スゲェー。
お昼はロールパンにバター、レタス、ハムを挟んでアルミホイルでくるんで
アルコールストーブで炙る。
温かいカップスープとホットロールサンドをいただきます。
食後に寝転んで本を読んでいたら、いつの間にか寝てしまった。
こんなにも「全く予定のないキャンプ」も久しぶりだな。
結局、夕方までだらだらと過ごし、
夕日を背負い、オネン崎の灯台を目指して大島海峡を渡る。
風もぱったり止んで、いつもは波の打ち寄せるオネン崎が妙に静かだ。
ちょっと、灯台まで・・・登ってみようか?
(まだこの旅は続きます。)